[VeEX CX380] 活用事例

CXシリーズでは、16QAMの上りSGがオプションで用意されています。これを利用し、上り伝送路品質の劣化調査を実施する事例をご紹介いたします。

2台のCXシリーズをご用意いただきます。ここでは、CX380を例に記載いたします。
1台はUSG出力に利用します。もう1台で、USGを受信し、16QAMの品質測定を実施します。

USGテスト信号仕様

周波数範囲
5~65MHz (250KHzステップで調整可能)
出力信号レベル
60 ~ 118dBμV (±1dBステップで調整可能)
バンド幅
1.6MHz, 3.2MHz, 6.4MHz

《ステップ1》

作業班Bは①のポイント、作業班Aは②のポイントに配置します。
作業班Bの①のポイントでは、タップの空き端子からUSGを入力します。
作業班Aの②のポイントでは、アンプの出力端子から測定器につなぎ、USGの品質測定を実施します。

ここでのMER/BER結果が正常だった場合、このポイントでの劣化は発生していません。
次のステップへ移行します。

《ステップ2》

最下流から調査を開始しておりますので、作業班Aが上流側へ移動します。
作業班Bはステップ1と同じポイントからUSGを入力し、作業班Aは④のポイントで品質測定を実施します。

ここでのMER/BER結果が不良だった場合、この間での劣化発生だと推定できます。
さらにポイントを絞り込むため、ステップ3へ移行します。

《ステップ3》

作業班Bも上流側⑤へ移動し、USGを入力します。
作業班Aはステップ2と同じポイント⑥で品質測定を実施します。

《調査結果》

これらの結果、(A)の区間が劣化ポイントであることが断定できました。
品質劣化の原因は様々ですが、

タップや保安器のコネクタ緩み → 増し締め 同軸ケーブルの輪切れ → 同軸ケーブル交換 各機器のコネクタ不良 → タップなどの機器交換

など、具体的な改善計画を立てることで、効率的な品質改善が期待できます。
特に、コネクタの緩みによる劣化事例は多く、測定しながら実施することで増し締め効果を「見える化」できます。
実際には、CX380×2台はもちろん、CX380+CX350S、CX380+CX180などの組合せでも本事象の調査が可能です。